原因と結果のフィロソフィ

C.4
たとえ今、
その災厄が
突然に降り掛かってきたように
思えたときこそ、
落ち着いて考えて欲しいのです。
果たしてそれは
寝耳に水、青天の霹靂の
出来事であったのかどうかを。
この世は
「原因」が無ければ
決して
「結果」を招くことは無いのです。
だとすれば、
その突然にやって来たように思える
災厄にも必ず
「原因」があるのです。
そこまで落ち着いて考えることが出来れば、
降り掛かってきた
災難もさして脅威とはならないはずです。
その災厄をもたらした
「原因」を辿ってゆけば、
直面している問題を
打破するための
答えが見つかるかもしれないのだから。
突然の災厄のように
感じた時こそ、
そのことを思い出して欲しいのです。
しかしながら
その「原因」を見つけられないことも
よくあることです。
あまりに物事が
間接的に絡み合って
起こる問題だからです。
だけど信じで下さい。
必ずその事態を引き起こした
何らかの「原因」が
存在することを。
未来が無数に分岐していくように
過去もあらゆる角度に
分岐しているものです。
その分岐点のひとつひとつを
見直していけば
きっとその青天の霹靂を
引き起こした原点を
見つけ出すことが出来るはずなのです。
だから忘れないでください。
全ての事柄は
「原因」にはじまり
「結果」に帰着するということを。