XLIV. 宿しなさい

宿しなさい。
その一挙手一投足に
切なる想いを
常に宿しなさい。
それは
信念であったり、
決意であったり、
または
愛であったり。
とにかく
常にその振る舞いの中に
善き想いを
宿して欲しいのです。
想いというものは
人の心をめぐりめぐって
循環し、
そして最終的に
自分の元に還ってゆく
性質を持っています。
善き想いを心に宿して
話し、見、行動することは
最終的に
写し鏡のように
自分自身に還ってゆくのです。
故に、
善き想いをもって
事を為すことの重要性を
身をもって知るべきなのです。
なぜなら、
善き想いが
人々の心を血液のように
駆け巡る時、
今そこにある現実そのものが
善きものとなるからです。
今、この瞬間にある現実を
より善きものにするということは、
我々が生まれた時に
最初に与えられた使命です。
だから宿しなさい。
その心に善き想いを。