前人未到のCRP100超え

皆様からお見舞いのメッセージが
今日もいくつか届きました。
僕自身のポリシー上、
個別の返答は差し控えさせておりますが、
本人は実際いたく喜んでおります。
この場を借りて御礼申し上げます。
さて唐突に本題ですが、
人の身体の中に炎症があると
血液検査の時に炎症の度合いを示す
CRPと言う値が上がります。
通常、健康な人ならもちろん
この値は0です。
上がってもこの値は0.4位までが正常値で、
せいぜい0.1単位の推移で見るものです。
僕のように腸が炎症を起こす
持病を持っている者にとって、
このCRPと言う値は病気の進行を測る
第一の指標になっています。
この値が10を超えてくると入院するレベルです。
僕の経験ですと
20を超えると立っていられません。
今回、集中治療室で治療をする事になる前では
最高で48まで上がった事があります。
これは僕がバンドをやっているころでした。
結局、入院となり
ライブに穴をあけてしまいました。
この数値までくると意識が朦朧として
何だかよく分からなくなってくるレベルです。
実は48になると命に危険が及ぶレベル
でもあります。
そして今回、僕は血液が汚染され
敗血症になった訳ですが
今日、医師から教えられたところによると、
このCRPが最悪の時100を超ていたそうです。
CRPの値がどういうものか知る身にとって、
この値ははっきり言って
にわかに信じ難い数値です。
人間ってそんな数字が出せるんだ、と
ポカーンとしてしまう値なんです。
例えば、陸上100m走で
10秒切って凄いと言っているところに、
1秒で走り切る人が現れたくらいの
スケールの話、
と言えば分かりやすいかと思います。
それくらい規格外の数値と言う訳です。
40でも致命的なのにそれが100もある。
本当に今生きているのが不思議なくらいです。
人ってやっぱり生かされているのですね。
素直に生きている事が有難かったりします。
きっと僕には
まだ生きて何か成さなければならない
お役目みたいなものがあるんでしょうね。