『窓( La fenêtere )』

Idée visuel
『窓( La fenêtere )』
四角い風景だけが
僕の世界
その四角い枠の内側から
この世界を見てる
人は行き来し
時には立ち止まり
またどこかへと歩いて
四角い窓の外へと出ていく

その四角い風景だけが
僕だけの世界
いつも眺めている
四角い窓にひろがる舞台を
人は行き来し
時には立ち止まり
子供たちは無邪気に走り回る
僕はそれを
虚ろに見ては
時には楽しく
時には寂しく
そして四角い窓の外の人たちを
羨ましげに見ている
四角い窓のの外で
いろんな人の人生が
入って来ては出てゆき
出ていっては入ってくる
僕はその世界を
頬杖をついて
ぼんやりと
時には羨ましげに
その人たちを
眺めては
その四角い窓の中の人たちと
同じ世界にいられたらと
望んではみても
所詮、僕は
四角い窓の外を見る人
決して窓の外へと
出ようとはしない
だからいつも
孤独だ
イデ・ヴィジュエル
『窓( La fenêtere )』


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