批判者

Queen of Sword・・・
声を大にして批判する人を
よく観察してみると、
ある事に気付くはずです。
批判する人たちは、
批判をするだけで
建設的、肯定的な意見を
持ち合わせてはいないのです。
批判者は何かを変えたい
わけではないのです。
ただ批判したいだけなのです。
対象となる人や物事を
陵辱したいだけなのです。
建設的な理想、理念などは
二の次以下。
ただ自身の対象を
打ち負かし、自身が優位な位置に
いたいだけなのです。
そしてまた興味深い事に、
その自らが批判するその一面を
ときには批判者自身が
持ち合わせている事さえあります。
彼らは気付いていないのです。
批判すべきそれを、
まさか自分自身が持っている、
もしくは、
批判すべき対象を許せない自分が
ただただ、そこに居るだけであるという事に。
自分の非を
狡猾に人や他の物事に転嫁して、
自分は正しい事を
無意識に演じているのです。
もしあなたが、
そのような批判者に出くわしたのなら、
相手の批判に乗せられてはいけません。
ただ、その相手の中に
その批判されるべき弱点が
存在する事を知り、
ただこちらは
にこりと微笑みながら
彼らの話を聞き流していれば
それで事は済むのです。