遺物の発掘

先日の記事でちらっと書いたんですが、
僕のビデオが壊れまして、
DVDつきハードディスクレコーダーに
変わりました。
これって、ハードディスクに録画したものを
DVDにダビングできるんですよね。
そんなわけで、
僕のクローゼットの中に眠ってる
ビデオをDVDに変換(ダビング)するために、
今、ガサゴソやってるわけですが、
懐かしい映像が・・・!!
僕がヴィジュアルってギター弾いている
ライブのビデオが出てきたんです。
実を言うと、
今までそのビデオは持っていることは
覚えていても、
意識して見ないようにしてたんですよね、
なんとなく。
辛くなるから。
でも今、懐かしさだけで
辛い思いを感じる事はないです。
ライブのある生活に
帰ってきたからかな?
こんな時代もあったよね~、と
そんな思いで見る事が出来ます。
ある意味、僕は
これまでの13年間
このヴィジュアルバンド、○i+○eeに
縛られていたのかもしれませんね。
この13年間、
自分のバンドは華やかに
咲きほこることもなく無様に散った
バンドの影を避けてきたように思えます。
だけど今は、
そんな過去も受け入れて
前に進んでいこうという気持ちで居られるのは、
やっぱり僕が
ライブのある生活に帰ってきたからなのでしょうね。
今、ハードディスクレコーダーに
昔のそのビデオをダビング中ですが、
懐かしさは込み上げてはくるものの、
以前抱いていたような、
自分のバンド=僕の人生の汚点
と言う風に考えなくなったせいか、
見ていても全然、辛さは感じません。
こんな時代を経験してきたからこそ、
そして、そのバンド時代の後の
苦悩と葛藤を経験したからこそ、
今の僕の音楽性や哲学へと至る事が出来た。
そんなふうに考えられるようになった
というのは、
何かこう、一種の乗り越えた後の
安堵感に近い気持ちに似ているのです。
僕はようやく、
バンド時代の自分を
受け入れ、認める事が
出来るようになったのだと思います。
その分だけ僕も、成長したかな?