L'Amour Naissant

僕はテーマ、「鮎沢郁弥について」で、
出来る限り正確に、
大袈裟でも控えめでもないように、
これまで僕が体験してきた事を
出来る限り正確に
洗いざらいお話ししました。
でも、そのエピソードの全てが
快く語れるものばかりではありませんでした。
中でも特に、
いじめにあった中学時代、
そして腸の難病を背負っている事、
この二つは
カムアウトするのに非常に勇気が要りましたし、
その気になれば書かなくても済むものでした。
だけど僕は自分の言いたくないこと。
つまり自分の弱点をさらけ出す事に
非常に強い、ためらいを覚えました。
でも僕は、長くブログを続けていく上で
それを読んでくださる皆さんに
知ってもらわないと、
ブログの中で
隠していた物事を
見つけられないよう隠す為に、
また何か別の嘘をつかずには
いられなくなる事だけは
本当に避けたかったのです。
人に対して常に誠実で正直でありたいから、
その為にはまず、
自分で自分と真正面から
しっかりと見つめ直さなければなりませんでした。
だから、
本当は僕の記憶から
抹消してしまいたい、
その記憶、経験を
ブログにしたためました。
まあ、テーマ「鮎沢郁弥について」を
読んでもらえれば分かる通り、
僕は平凡な人生を生きる人ではないです。
あっちにぶつかっては、
こっちによろけて、
無様な生き方、人生を歩んでいると、
悲しいかな認めざるを得ません。
正直さとは、
誠実さです。
誠実さとは
愛です。
そのロジックは
僕がブログをやるにあたって、
大前提となる根幹でした。
そして今も、その考えは
変わっていません。
だから僕は、
本当は隠しておきたい事まで
皆さんに知ってもらいたかったのです。
それが僕に出来る、
ブログを読んでくれる方に
最大級の愛をもって接していくための
一番大事な事だと思ったのです。
学生時代にはいじめに遭い、
音楽だけが僕の理解者だった
学生時代を過ごし、
やがてインディーズで活動する
ギタリストとなり、
腸に難病を抱え、
自分のアイデンティティが崩壊して
ひきこもり、
やがて完全に精神がボロボロに壊れ・・・。
今になってようやく、
そんな美しくない僕、
格好の悪い僕を正直にさらけ出さなければ、
ネットで知り合った人たちを
欺いてしまう事になるのが嫌だったのです。
もう、誰にも嘘はつきたくない。
誠実で正直で、
そして何も偽る事も、隠す事もない
自分を知ってもらい、
そうした行動から
ブログを読んでくれる
全ての人が、
何かしらを感じ自分の人生、生活の中で
いかに一緒に、
人が正直で愛に満ちた生活を
送る事ができるのかを、
ともに模索していきたい、
そんな思いでいつもブログを書いています。
今の僕は今の僕です。
何も偽らざる今の僕です。
そんな今の僕に、
どんな手を差し伸べてくれますか?
もしくは差し伸べてくれないのですか?
結局、人にとって
もっとも安心できる根幹であるところの
正直さ、誠実さ、
そしてそれらが「愛」へと昇華していく事こそ、
この世に生を受けた僕たちの、
本来の目的なのではないでしょうか?
もちろん、他人に正直さや誠実さを
求める事はありません。
ただ、そうしたものが昇華して
形成された僕の「愛」が
僕のブログにはある事を
知って欲しいし、
そうであることを常に意識しているのです。
自分から沸き上がる
正直さ誠実さという「愛」が
いつまでも
このブログにさざ波のように
息づき続けてくれる事を
思って止みません。