クローン病

すべてのクローン病患者に捧ぐ・・・。
(長文注意!)
現在、僕はこの病気に罹っています。
クローン病と告知されて
もう14年めです。
クローン病。
正確にはクローン氏病。
外国のクローンという医師が
このような病気がある事を
学会で発表した事から、
その病気は「クローン病」と名付けられました。
治療法は今も確立されておらず、
現在、根治は不可能の病気なのです。
もともと欧米で
この病気に罹っている人の多い病気であり、
今の日本でも、
食生活の欧米化に伴って
患者数が右肩上がりに増えています。
以下、WIKIより転載
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クローン病(クローンびょう、英:Crohn’s disease; CD)は、
主として口腔から肛門までの消化管全域に、
非連続性の炎症および
潰瘍を起こす原因不明の疾患である。
本疾患における病変は
消化管の粘膜から漿膜までの
全層を侵し、
進行すると腸管が狭くなる狭窄によって
腸閉塞をきたすことや、
腸管に穴のあく穿孔や瘻孔(ろうこう)、
それらに膿が溜まった膿瘍ができることがある。
潰瘍性大腸炎とともに炎症性腸疾患に分類され、
また同様に
厚生労働省指定の特定疾患のひとつである
(2005年2月20日現在)。
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以上、WIKIより転載。
この記事のタイトルを
「クローン病」と
そのままタイトルにしたのには
理由があります。
検索で「クローン病」で検索したとき、
上位にヒットさせる為の対策です。
なぜ、僕は
この「クローン病」について
改まって書かなければならないのかには、
理由があります。
しかし、その理由を語る前に
知って欲しい事があります。
この病気に罹ると、
基本的に食事はほとんど
することはできません。
必要な栄養は、
「エレンタール」という
高カロリーの薬を水で混ぜて飲んで、
生物学的に生きていく上で
必要なカロリーの
ほとんどをそれを摂取して
生きながらえる、
そんな病気です。
そういうわけなので、
このクローン病に罹った人たちは、
厳しい食事制限を余儀なくされ、
また度々、悪化して入院する確率の
高い病気であり、
そのために生活していくうえでの
仕事がなかなか定まらない人が
少なくないのです。
食事とは人にとって、
単なる栄養摂取だけに留まらず、
他人とのコミュニケーションの
役割をするものだったりもします。
その他の人との人間関係を
正常に保ったまま
生活する面に於いて、
食事は意外なようですが
結構重要なファクターなのです。
その重要なファクターを奪われ、
また国の難病に指定されている事
さらには、
この病気の特質により、
友達付き合い、
恋愛、
そして何より結婚に関しては
非常に敬遠される向きもあります。
仕事にしても
今のご時世、
たびたび入院、そして手術を
繰り返す為に、
会社的に「使えない人間」と評価され、
職を転々とする人も多いですし、
履歴書の職歴が真っ白
というひともたくさんいます。
恥ずかしながら、
僕も音楽を志す生き方を選んだため、
その履歴書は
いい歳をして未だ職歴は真っ白です。
そのため、自分自身の人生に対して
投げやりになって、
悲観的な考え方に至ってしまう人が
多いのです。
僕も過去にはそう考えていました。
そう考えて引き蘢ってしまいました。
しかし最近、
僕はこのブログでメジャーに行く!
そう宣言をしました。
その理由は、
出来るだけ多くの人に
この病気の事を知ってもらい、
社会がこの病気を
患う人を理解し、優しくなってくれたら、
そう考えたからです。
そのために、
高く誰もが見えるような場所、
つまりメジャーという世界に
行かなくてはならないのです。
と、同時に
この病気に罹って
食事をとる事も許されず、
仕事もままならない
そんな人たちに、
「それでも自分は、自分の夢の為に
その実現を果たしてみせる!」
という決意を示したいのです。
実際に僕は、
この病気によって腸閉塞を起こし
2回手術していますし、
今後もいつまた手術をして
腸を切り取らなければならないか
わかりません。
だけど僕はそんなハンデに
打ち勝って、
何としてもメジャーへ行こうとする
その過程を見て欲しいのです。
その過程を見て、
腸はもうぼろぼろでも
『やってやれないことはない!
病気に負けて人生に広がる可能性を
自分自身で閉ざして欲しくない』
と、それをアピールしたいのです。
出来るだけ多くの人に
アピールをしたいわけですから、
自身の発言が社会に
影響を与えるそんな人になりたいわけです。
その為に僕は、
いっとき音楽を止め、ひきこもったあと、
再び音楽を始めようと思い
引き蘢る事を止めました。
そう、メジャーになるために。
そして、この病気に罹った人の
実情を世に知らしめたいのです。
正直、今、
僕の腸のコンディションが悪く、
苦しんでいます。
しかし僕は、そこで挫けず
腹痛を抱えながらも、
メジャーに行く為に
しなければいけない事に、
何とか食らいついて
音楽活動をしています。
僕の音楽活動は今年、
本格的なものとなるでしょう。
でも僕は、少し前のブログで
3~4年してメジャーに行けなければ
音楽を引退する、そう言いました。
その時は、
僕も結局「病気に負けたんだ」
そう思って頂いて構いません。
というか、そう思ってください。
素人という立場での活動では、
3~4年くらいまでに
留めておかないと、
身体が持たないと思うのです。
クローン病の症状は、
人の人生が前へと進んでいくのを
阻んで通せんぼしてきます。
そして投げやりな人生観の抱かせ、
いわゆる負け組のような
地味な人生を歩まなければならないのです。
僕が言いたい事はただ一つ。
「クローン病に罹ったからと言って、
負け組の人生を歩まなければならない」
なんて思って欲しくないのです。

クローン病を患っていても、
望む人生を自由に作ってゆける事を、
僕がメジャーへ行く過程を通して
分かって欲しいのです。
僕が結局、メジャーには行けず、
音楽を引退してしまったのなら
こう思ってください。
才能以前に、
自分の病んだ身体に
無理がたたって
メジャーへの道を諦めざるを得なかった、
そんな人間がいた事を
その目に、その心に
焼き付けて欲しいのです。
そして、
クローン病は普通に生活を営むことも
許されず、
自分の人生から
最も大事なものまで奪ってしまう
そんな病気である事を、
その目でよく見て欲しいのです。
だから以前、
僕はメジャーへ行く!宣言をしたとき、
これが最後にして最難関の
チャレンジであることを、
直接ブログには書きませんでしたが、
僕自身の中で誓ったのです。
僕がメジャーへ行こうとする事は、
治る事のない病気に
打ち勝つ事だと思っています。
もの凄く長い
ブログになってしまいましたが、
それだけ切実で、悲壮な思いで
これを書いているからです。
この記事は、
「クローン病」をキーワードに
検索して、このページを見てくれる
全てのクローン病患者の皆さんに
宛てた手紙です。
だから検索システムに
ひっかかりやすいよう
「クローン病」という病名を
頻繁に使って書いています。
どうか、病気を理由に
人生の可能性を閉ざすような事は
しないで欲しいのです。

僕も今、このクローン病を抱えなら、
必死でメジャーのミュージシャンに
なろうとしています。
これから、僕の未来に待ち構えている
ハードルを無理にでも乗り越えて、
自分の夢に向かって
しつこいまでに追いかけている
僕を見ていて欲しいのです。
そして、クローン病に罹った人に
「クローンを抱えても、それでも出来るんだ」
そう思って欲しいのです。
僕がクローン病と告知された頃に比べれば、
今はいい薬も出てきましたし、
やってやれない事はないのです。
検索でこのページを読んでくれる
全てのクローン病患者さんに
僕は伝えたい。
僕は実体験から知っています。
病気を乗り越え、
自分の夢に向かって
必死に病気に立ち向かうことの
難しさを感じているのは、
あなた一人ではないという事を。
クローン病を患うと、
本当に人生を投げ出したくなる
そんな場面に遭遇する事はあります。
でも、そこで腐って
自分自身の人生から
「色」を失って欲しくないのです。
僕は必ず、メジャーに行きます。
そして、クローン病である事を
告白するでしょう。
この病気の現状を
知ってもらう為だったら、
いくらでも
売名行為だと思ってもいいです。
というか、
そのために売名行為をするでしょう。
クローン病。
この病気は人生の道を
大きく予想もしないところへ
導いていくでしょう。
でも、
「前向きな自分」である事だけは
捨てて欲しくないのです。
クローン病は今日も
僕の腸にダメージを与え続けています。
それでも僕は負けない。
出来るだけ多くの人に
クローン病とそれに伴う実情を
知ってもらう為に、
僕の挑戦の結果が
どういう事になろうとも、
挑戦が失敗に終わったとして、
それでも、それは
メジャーという大きな世界へ行こうとして、
クローン病が可能性を閉ざしたのではなく、
可能性を閉ざしたのは
病気に負けた自分である事を
伝え、そして
思い知って欲しいのです。
だから僕は
そのためにいくらでも
売名をします。
批判されようが揶揄されようが、
クローン病に対して
社会が優しくなってくれる
その日まで、僕の売名行為は続けます。
お腹が痛くて、
前向きにはなれないかもしれません。
それはそれで結構です。
だけど病気に立ち向かうという
選択肢がある事を忘れて欲しくないし、
その胸に刻んで欲しいのです。
クローン病の罹った方々へ。
いままでに、クローン病が原因で
その生活を変える事を
余儀なくされた事でしょう。
何度も思ったはずです。
僕もそうです。
「なんで自分がクローン病になってしまったんだ」
と。
そこで投げやりになって欲しくないのです。
ハンデを抱えながら、
自身の望む夢を叶える事を
ためらって欲しくないのです。
どうか、同病の皆さん。
こんな糞のような病気に
負けないで欲しいのです。
また、病気を盾にして、
楽な道を歩んで欲しくないのです。
なぜなら、
病気を理由に楽をしたところで、
自身のご両親はほとんどの場合
必ず、あなたより先に亡くなります。
その後に安定した、不自由のない
生活を送る為にも、
今、たった今、
もう一度目的意識を持って
自分の人生をデザインしなおして頂きたいのです。
もうすでに、
そうしているのなら
もう何も言う事はありません。
だけど、クローン病のせいで
諦めてしまった何かがあるのなら、
もう一度立ち上がり、
その夢に向かって歩き出して欲しいのです。
そう。
僕が引き蘢ったあと、
もう一度音楽活動を始めたように。

「やれるか、やれないか」
ではないのです。
「やるか、やらないか」
なのです。
その事をどうか
心に刻んで欲しいのです。