King of Wands・・・
さあ行きなさい。
己を縛る無意味な「くびき」を脱ぎ捨てて。
さあ行きなさい。
飛び立てないのではなく、
飛び立たないのです。
飛び立たない言い訳が欲しいから、
だから己を縛る「くびき」が
必要になってくる。
「くびき」が己を守った事など
一度もなかった事を
今一度、思い返して見なさい。
「くびき」はただ
あなたを縛り付け、
どこへも行けないようにしていただけ。
そうやって
いつも同じ場所にいるから、
腐敗の毒を吐く
蛇の餌食となって、
その身も心も引き裂かれたとて、
それでも己の過ちに気付こうとせず
「くびき」から逃れようとはしない。
「くびき」が一度でも
あなたを守った事があったでしょうか。
知恵があるのなら
考えてみなさい。
そして勇気を持って
「くびき」を己のその手で外し、
どこへでも好きな所へ
どこへでも思う所へ
自由に飛んでいきなさい。
この先もずっと
その「くびき」を外してくれる者は
現れないでしょう。
なぜなら、
その「くびき」で己の身体を
縛り付けたのは
あなた以外の誰でもないのだから。
他人にはその「くびき」は外せない。
あなたはもう十分苦しみました。
もう苦痛を呼ぶ「くびき」から逃れて
どこへでも好きな所へ
飛んでいきなさい。