カタルシスの暴君(前編)

最近、よく見るんです。
こんな夢を・・・。
かつて僕は中学生の頃、
いじめ、というか
シカトされていました。
小石を背中にぶつけられた事だってあります。
そんな、僕を
痛めつけて楽しんでいた連中に
僕は、
仕返しの暴力を振るうのです。
もちろん当然、
現実にそんな事をやったら
警察ざただろうし、
実行する気もさらさらありません。
さらさら無い・・・。
だからなんでしょうね。
夢の中で
当時の僕をいじめていた連中に
仕返しをしようとしているんでしょう。
でも、もどかしいのです。
殴る拳は相手に当たらず、
蹴飛ばす足も相手に届かず・・・。
でも、そんな夢を見る事で
過去の僕の傷が
カタルシスを起こして
癒されるプロセスを
経験しているのではないかと
僕は考えています。
僕はいつになったら
当時(中学時代)、の
思い出したくなくて
目を背けていなければ
僕の心がナイフで斬りつけられたように
血を流すような
そんな思い出も
冷静に平然と直視する事が
出来るのでしょうか?
それは僕の心のハードル。
飛び越えて進んでいかなければいけない、
過去の辛かった思い出なのだと思うのです。
つづく・・・。