思い遣りのある世界

Queen of Wands・・・
人を思い遣る気持ち。
結論を先に言ってしまうなら、
人は他者を思い遣る気持ちを
生まれながらに持ち合わせ、
そしてその想いを
相手に向ける、伝える
という行為をするためにこそ
存在でき得るものなのです。
人を思い遣る気持ち、
それは人の原初の衝動の発現。
この原初の衝動が正しく働いた時、
人の世界は正しく動き出します。
つまり、
この世界、現実を
正しく動き、働かせるには、
人の思いやりが必要なのです。
その思い遣る気持ちが無いと
この世界は、
いとも簡単に崩壊してしまうのです。
また、逆にいうなら
この世界、現実は
他を思い遣る想いに支えられて
ようやく
成り立っているものなのです。
したがって、
他を思い遣るという原初の衝動の力が
この現実の世界を構成している
と言ってもいいでしょう。
互いに他を思い遣る事、
この衝動は
自然の摂理から生まれる
もっとも純粋な力でありながら、
もっとも力強い力でもあるのです。
なぜなら、その原初の衝動は
この現実という自然の中で
脈々と弾けながら
人の心を動かし、
そして実際の物理的な次元での
現象を起こすものであるから、
この世界は思い遣りによって
より健全に運行するものなのです。
想像してみてください。
この「思い遣り」という原初の衝動が
滞り、崩壊してしまった世界が
一体どんな世界なのだろうかを。