Queen of Pentacles・・・
自分自身とは
いったいどんな存在なのでしょうか？
肉体を持った存在ではありますが、
肉体が中心ではないのです。
自分自身の中心とは
感情であり、
その感情を司る心なのです。
心に起こった一つのさざ波は、
感情という次元で波打ち、
その波打った感情は
自らの行動、立ち居振る舞いとなって
顕われるのです。
それ故に、
いつも心は清浄でありたいものです。
清浄なる心のさざ波が
清浄なる感情の波となり、
清浄なる立ち居振る舞いを
形成するのです。
これらはごく個人の
個性の中で起こる現象です。
しかし、
多くの人がひしめき合っている
この世界では
ただ一人、個々に独立した
心のさざ波を作り上げているわけではありません。
実際の世界では、
複数、大勢の人たちが起こした
心のさざ波が、
他の人のさざ波と幾重にも
絡み合い、
新たな波を作り上げるのです。
この大勢の人たちの
心の波の重なり合いを
人は、「現実」と呼びます。
この「現実」の中で、
複数の人がどのような
さざ波を重ね合わせるのか、
それによって
「現実は」いかようにも変える事が出来ます。
自分自身が
心地よい心のさざ波を起こせば、
その心地よいさざ波に共鳴した
他の人の心にも
心地よい感情が生まれ、
心地よい立ち居振る舞いを
するでしょう。
しかし、
険悪でトゲトゲしたさざ波を起こせば、
そのトゲトゲしたさざ波に共鳴した
他の人の心にも
トゲトゲした感情が生まれ、
トゲトゲした立ち居振る舞いをするものです。
つまり総じて、
この世はあなた自身の
感情、心によって形成されているのです。
と同時にそれは、
この「現実」とは
あなた自身の心を映し出した
そのものなのです。
あなたの「現実」とは
あなたの心の転写である
という事を知ることは、
人は常に自身を幸せにさせる
責任を負っているともいう事が出来るのです。
あなたは、
あなたの現実の中で
どのような心のさざ波を起こしていますか？
心地よい現実とは、
誰からではなく、
まさに自分自身が形成している
ということに
気付いて欲しいのです。