心の終戦

今月は特定のテーマやメッセージを
もうけずに、
まったりと、ありふれた「作文」を
書こうと思って、
気づけばもう月末ではないか・・・!!

あまり難しく膨らませずに
お話ししたいと思います。

さて、
今住んでいる家に引っ越してきて、
もうすぐ1年になります。

住む場所が変わると
メンタリティも変わってくるのでしょうか。

なんというのでしょうか、
僕の中「一つの戦い」が終わった、
というような感覚があるのです。

先に述べたように、
ここで難しく展開させていくことは
今はしませんけれど(笑)、
とにかく何か自分の中で
戦いは終わった・・・。

考えてみれば、
僕が生まれた昭和40年代後半には、
今では絶滅してしまっている
「怪獣ごっこ」が
まだ普通に存在していた時代でした。

怪獣ごっこもそうですが、
怪獣やヒーローの人形で遊んだり、
というのもそうですね。

そういう時代だったといえば
それまでなのでしょうが、
物心がついた頃から
僕は戦っていました。

その後はロボットですよね。
僕の時代だとガンダムですね。
プラモデルを作って
やっぱり戦っていました。

そういう時期を過ごして
やがてロックを覚えて、
今度は周りの世界と戦い始めます。
それがだんだん、こじれて
外側の戦いから
内側の戦いが始まり、
僕はそこで「人の闇」というものを
見て知ったような気がします。

少し話を戻して、
例えばガンダムなんて
未だにプラモデルが売っていて
新しい商品が次々と出ているのです。

かくいう僕も、
子供の頃の衝撃的な刷り込みの影響もあって、
今の今まで(笑)、いわゆる
ガンプラというものを作ったりしていたのですが、
ここにきて、この
「戦うロボット」というものの存在が
自分の内的な肌に合わなくなってきていることに
最近気付きました。

そう、なんというか、
鉄砲を持ったり
ツノが生えてたりとか、
そういう威嚇、威圧する
バイブレーションを持ったもの、
たとえそれが
空想の世界のものだったとしても、
やはり心の肌に
合わないものは合わないのです。

そこに気づいた時、
僕自身の内側で
何かしらの終戦を迎えたような気がするのです。

これ以上何を戦うというのか。

人間、戦いすぎて
これほどまでに
心がやせ細ってしまったではないか。

終戦を迎えて、
種を蒔き、育てる人でありたいと
思う昨今です。