LII. 誇りなさい

誇りなさい。
何でもいいから
これだけは誇れるというものを
人生の中で
見つけて欲しいのです。
それはきっと
自身の生涯の仕事となるでしょう。
逆に言うのなら、
誇れるくらいまで
人生の仕事に打ち込んでこそ
はじめて、
その人の人生を
生ききったとも言えるのです。
人には誰しも
天命というものがあります。
その天命を全うすることが
この世に生きる者の
務めであり、
責任であり、
そして誇りなのです。
故に
誰よりも早く
自身の天命に気付けた者は
幸いです。
人生の中に占める
天命に打ち込む時間の
割合が誰よりも多いから。
そしてそれを
誇れる時間を
誰よりも長く
持つことが出来るから。
誇りなさい。
自分はこれに関しては
誰にも負けないという天命を
この世を生きる全ての人が
悟ったとき、
世界は調和のもとに
変わることでしょう。
調和のもとに
互いに繋がり合えるでしょう。