「支配」と「自由意志」

C.8
時に人は
周りの環境、状況、
人間関係を
自分の思うがままに
支配したがる欲求に
駆られることがあります。
しかし他者を支配しようとすることは
その身を破滅に導きます。
本来、他者を意のままに
操ろうとすることは、
人生の真理に反することなのです。
いかなる場合も
人は自身の自由意志によって
行動する権限を持っているのです。
しかしその自由意志も
自分のエゴのままに
振る舞おうものなら、
それは一転して
「支配」に変わります。
そう、「支配」と「自由意志」は
表裏一体なのです。
「支配」は他者の
反感を喚起します。
「反感」は憎しみへと繋がり、
関係性を崩壊の方向へと
導きます。
真の意味での
エゴのない「自由意志」は
関係性に調和をもたらすのです。
人は他者との関わり合いの中で
生きていかざるを得ない以上、
誰もが
「支配」と「自由意志」の
意味合いをよくよく吟味して
関わってかなければ、
劣悪な人間関係を生きていく
事になるでしょう。