深い喪失より得るもの

D.Q/R
愛する人を失った
悲しみを知る人は
幸いな人なのかも知れません。
なぜなら
誰よりも
愛の大きさ、偉大さを
身をもって体感した人であろうから。
そして
うち捨てられた悲しみを
誰よりも深く
理解している人であろうから。
そうした悲しみを
身を呈して体験しようとする人は、
さらに勇気のある
尊い人であるとも言えるでしょう。
その喪失の悲しみを
身体いっぱいに
心いっぱいに
受けきりなさい。
なぜなら
人がより慈愛に満ちた人に
成長出来る
希有なチャンスだからです。
何の理由も無しに
愛する人が去って行ったなどという事は
ありません。
それは
自分自身の至らぬ面を
思い知らしめ、
そしてさらなる
人格の成長を促している
サインなのです。
慈愛深い人は
必ず大きな喪失の悲しみを
知っているものです。
故に
愛する人が去って行ったというのなら
それは
深い慈愛を知る
貴重な機会となりうるのです。