XXXIV. 紡ぎなさい

紡ぎなさい。
夢を。
人生を。
一日一日を。
日々を紡ぐと言うのは
つまるところ、
能動的な人生を
歩んでいって欲しいという
願いなのです。
能動的な人生を生きる事によって、
人は自分の人生を
より良きものにする責任を
自分自身が負わなければ
ならなくなります。
人生を紡ぐという行為には
自身の確乎たる
責任を要するのです。
では、
それは面倒くさい
出来る事なら避けて通ってしまいたい
事なのでしょうか。
違います。
自分自身の人生を、
確乎たる自信と責任を持って
生きる事は、
自分が自分で在るがために
避けては通れないものなのです。
人生は自分のものである事が
大前提です。
故に自分の人生に責任を持つことで
自らが想い描く人生を歩む
権利が与えられます。
その権利こそが
自らの人生を紡ぐ糸なのです。
そしてその糸は
自身のその手に託されています。
どのような生地を紡いでいくのかは
自分自身の責任で決めて
日々を歩んでいかなければならないのです。