身の丈に合った願望

D.5/R
誰にでも
自分の身の丈に合った
「望み」というものがあります。
身の丈を超えた、
つまり
度を超した「望み」というものは
その身を滅ぼします。
なぜなら身の丈を超えた願望は
自信の能力の限界を
如実に露呈させるからです。
人はそれを
「がんばる」という言葉で
ごまかして正当化するのです。
本来、人は
頑張る必要など無いのです。
身の丈に合ったものだけを
望むのなら。
身の丈以上のものを望むことは
貪欲さを生みます。
やがて貪欲さは
暗く黒い不正と言う
罪さえ生む事もあります。
人はなかなか
今のままで充分であると
悟る事が出来ない生き物です。
それはやはり、
自分の身の丈を知らないが故の
人の業です。
とはいえ、それは
向上の放棄を意味するものではありません。
人と言うものは
自分に足る分だけのものさえ
手にしていれば
ただそれだけでいいのです。
いついかなる時も常に
手に持ち合わせている
身の丈に合った分のものだけで
人は成長出来るし、
それこそが
真に心を
真っすぐと成長させる
絶対的な条件でもあるのです。