実録:熱中症になる

この前の火曜日のこと。
その日は朝から体調がちょっと良くありませんでした。

午前中、近所の銀行に寄って、
その後そのまま、ショッピングセンターへ買い物へ。

銀行からショッピングセンターへの自動車の車中、
背筋が急に重苦しくなるような悪寒が走りまして、
脱水っぽくなっていたので、
ショッピングセンターに着いてすぐ、自動販売機で
スポーツドリンクを買って水分補給するものの、
買い物をしている最中、見る見る気分が悪くなり、
ふらふらになりながら買い物を済ませて帰宅。

正午前にはぐったり。
火照るような暑さと、寒気が交互に襲ってきます。
ご存知のように、この35度とかの酷暑ですから
寒いわけないのに、鳥肌で震える状態。

この段階で、自分で体を触っても相当熱かったので
熱はあるなと認識はしていましたが、
測って実際の高熱を見てしまうと
余計にバテそうだったので体温を測らず
昼過ぎまで寝ていましたが、
どんどん体調が悪化していき、
昼過ぎに熱を測ると、案の定38.5度。
その後、こまめに測るとどんどん熱は上がっていくので
病院に行くことにしました。

行きつけの病院があったので、
まずそこに電話すると、
折しも例のコロナの件があるものですから、
高熱が出た場合は、
地域のナントカセンター(自治体によって違うかも)に
まず連絡して、指示を仰がなくてはなりませんでした。
そこで
「熱中症だと思うので行きつけの病院に診てもらってください」
と、やっとOKが出て、行きつけの病院の
救急外来へ行くことに。

救急外来なのに、まず初診受付せにゃならんのか・・・
とぶつぶつ言いつつ、
なんとか処置室へ通してくれたのですが、
その時点で僕はまだ「コロナの感染者の疑いがある」身ですので、
まず、それ用の処置室に隔離され、
病院の人も防護服に身を包んだフルアーマー状態で
各検査と処置してくれました。

多分熱中症だと思うけど、念のためということで
コロナの検査も受けました。
結果白だったので、
普通の隔離されていないベッドのある処置室へ移され、
寝ていました。

点滴をしている間に診断を聞いて、
やはり、熱中症による脱水症状と言われ
その間、点滴は生理食塩水500ml。
結局、水分をどんどん摂って安静にしているしかない
というので、点滴が終わって再び野に放たれましたが、
ここからが大変だった。

脱水症状で動悸が治らず、
熱も39度近くのまま下がりません。
何度、病院に再来院しようかと思ったことか。

熱中症をなめていました。
熱中症になったら病院に行って
点滴を打って貰えば
すっきりお疲れ様!で済むと思っていたのですが、
実際、脱水による動悸が治ったのは
2日後くらい。
熱も平熱に戻ったのは3日後の昨日になって。
その間、ひたすら経口補水液を飲んだくれて
氷枕などで、ひたすら体を冷やす毎日。

初日:
体温38.0℃以上。
動悸+
倦怠感+
頭痛+

2日目:
体温38.0℃以上。
動悸+
倦怠感+
頭痛+
全身の筋肉の強張り+

3日目:
体温38.0℃以上。
動悸+
全身の筋肉の強張り+

4日目:
体温37℃前後
全身の筋肉の強張り+

5日目以降:
軽い倦怠感
食欲不振

ざっくり経過はこんな感じ。
カラカラになった体内の電解質をチャージして
体温調整機能が再起動するまでに
これくらいの時間がかかったということなのでしょう。

特に症状が出ていた3日ほどの期間、
経口補水液だけでも10リットル近く飲みました。
あと、体にこもった熱を取り除くのに
ベッドで寝ているのでは難しいことを知りました。
布団はやっぱり熱が逃げない・・・。

フローリングの床にベタっと体をつけて寝て、
常に風で体から出てくる熱を飛ばさないと、
全然、熱が下がらないのです。
膝裏とか、脇の下とか、脇腹とか、
一日中、内輪で扇いでいました。

今も、熱は下がった物の体調はあまり良くありません。
経口補水液の飲みすぎで、
胃が悪くなって、食欲がないのです。

まあ僕自身、持病持ちで
手術が必要な病気をたくさんしていますが、
熱中症というのは
そういうのとはまた質の違う
「しつこく辛い病気」だと思います。

床に伏せっていたときに描く。

今、無いと心配になるやつ・・・。