テーマ「愛」:序文

現代に於いて、
人を愛せない人が増えていると感じます。

これは、寒い時代だとか
世知辛い世の中だとか、
そういう次元の問題より
もっと深刻な問題です。

発想の飛躍でも何でもなく、
愛せないという事は
人間という「種」の存続の根幹に
関わってくる問題なのです。

当然、人を愛せなければ
「種」を残せません。
しかしそれだけではなく
人間の社会構造を脆弱にさせ、
経済や産業まで衰退させてしまう
元凶になり得るのです。

それ故に
愛が無いと人は滅びる。

僕のブログでは以前、
「いのち」というテーマを作って
まだあまり自分の考えを述べるまでには
至っていないのですが、
これはこれで僕が人生で
取り組んでいくべきテーマとして
これからもじっくり考えていかなければならないと
思っている事ではありますが、
これを考えるにあたって
等価に、共に考えなければならないものとして
「愛」についても言及していく必要が
あると感じました。

そこで新しく「愛」についてテーマを
設けた次第なわけですが、
先の「いのち」と合わせて
未だ何を捉え、語るべきは何かという事が
まだ明確になっていない部分もあります。

「いのち」について語る上で
「愛」というものは
避けるどころか、否定する事さえ出来ない
テーマであるという考えに行き着きました。

「いのち」を語る上で
それを補強し、補完するものとして
どうしても
「愛」についても言及しなければならない。

「いのち」を弁証する為には
「愛」も語らなければならない。

もちろん、ここで言うところの「愛」とは
ロマンティックな質の「愛」に限りません。
ありとあらゆる「愛」です。

そのありとあらゆる「愛」が
「いのち」を作り、世界を形成している。

そういう考えから
この「愛」というテーマについて
ゆっくりではありますが
掘り下げていこうと思っています。