クリスマスツリーがある12月

去年からうちでは
クリスマスツリーを飾っています。
別に身の回りで何かあったわけではないのですが(笑)、
まあ心境は変わったのかも知れません。

まあ今でも
昔、バブルだった頃の
あの煩悩にまみれたクリスマス、あれは未だにキライ。
商業主義の餌にされて
功利主義と物欲の吐口となったクリスマスには
相変わらず、中指が勃つ(笑)

でもここ数年思うのは、
クリスマスのために
ツリーを飾ったり、カレンダーのチョコ(分かる?)買ったり、
なんか美味しいものでも作ろうかねとか、
こういう「未然の幸福」というものって
なかなかに尊い気がするんです。

サンタが来て
「お前これ欲しかったんだろ?ほらよ
ドサっ(荷物を置く音)」
これじゃ21世紀も早20年が過ぎた今となっては、
ただのアマゾンじゃん、って話なわけで、
今更、サンタに頼む必要もないわけですよ。

けれど、あれしよう、これしようと
ワクワクしながら想像するこの
イメージ、感覚というのは、
決してアマゾンは知らない。
自分しか知らない。
けれど万に一つ
もしかしたら、
そのホカホカした想いは
サンタさんには届いているかも知れない。

こういう形而上のイメージを育ててからでも
アマゾンに頼むのは遅くはない。(品切れしてたりして・・・)

要するに、
結果をゴールにする営みって
ものすごく薄っぺらいなってこと。
あれやこれやと、ワクワクしながら想像する時、
人はおそらく、
最も幸福で豊かに感じている気がするのです。

幸福ってものは
下には落ちてやしない。
いつだって上から降りてくるものだと思うのです。
だからきっと、
想像することから始めないと
何も変わらないのではないかと。
そう、もし今が悲しいのだとしたら尚更に。

なるほど、ジョンレノンの『Imagine』の
歌ったことは強ちメルヘンではなく、
なかなかに真理をついていたのかも知れないなと。


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