戦争なんてものはそれ自体がテロだ

思うのは今の時代、
冷戦時代以前に行われていたような
いわゆる「ヒュー!ドカーン!!」みたいな
『戦争』というものは
本質的な部分において、
もう存在はしていたいのだろうと思えます。

それは、50年とか昔に比べて
世界中に「戦争の無意味さを知る人」が
増えているからなのだと、
最近のニュースを見るにつけ思うのです。

過去の歴史を見ても、
戦争で幸せになった人など誰一人いない。
戦争を起こして、そして勝利した者だって
結果的には結構な代償を支払うことになっている。
戦争をしないことで消費せずに済んだコストで
もっと潤っただろうにと。
そんなこと、今では世界の大抵の人が知っている。

なのに、いまだに
地べたに線を引いて、兵隊や戦車を引っ張り出して、
そんなことするから貧しくなるんだろうに。

すでに、「大義ある戦争が存在する時代」は
もう歴史の教科書の中にしかありません。
誰もが知っている。
そんな良識ある世界の人たちは
国同士が友好的に連携することによって
得られる平和のもとに
外国のものを買ったり、
たまには隣の国に旅行にでも行ったりして
楽しんで、買い物をすることで
できるだけ多くの人たちが豊になれる世界であって、
まあ、それはそれで
問題もたくさんあるにせよ、
それでも、間違っても
決して、領土を侵したり、
異民族を服従させるような世界ではない。

そんな世界は本来、
もう100年も前に終わっているのです。

だから、そんなまるで旧世紀の「国家論」よって
世界を秩序立てしようなどという目論見、それ自体が
共生することによって生きながらえようとする道を選んだ
ごく一般の善良な人たちにとっては
「大義のある戦争」などではなく、
ただの『テロ』なのです。

人類にとってテロは許されない。
平和の道を歩もうとする人たちにとって
いかなる戦争もまたテロであるのなら、
それさえもまた許すことはできない。

いいか?
今は本当にそんなことをやっている場合ではなく、
これから、いかに環境を破壊することなく
この地球を維持して、
この先も永続的に人類が暮らしていけるように
していかなくてはいけない、
そういう問題に、とっくにフェーズは移っているんだ。

それでも、たくさんの領土が欲しいやつは
勝手に宇宙開発でもして
火星かどっかにでも出てってくれ。

地球には平和を愛する人たちだけがいればいい。
愛と平和だけが人類の大儀だ。