思想は永遠に完了しない座標軸の上にある

僕はこれまで自分のブログで、
本当にいろいろな考えを述べてきました。

もうかれこれ5年以上も。

僕としてはその時、その時の
自分の感性に偽らず、
その時なりのニュートラルな目線から
いろいろ書いてきたつもりでいます。

しかし今読み返すと、
そうした事も今となっては
自分の感性に少しフィットしないかなと
思うものもあったりします。

他の物事もしかり、
やはり思想というものもまた
右寄り、左寄りという相対的な
座標軸を持っています。

いくら僕がつとめて
ニュートラルと思える感覚から
思うところを構成していっても、
人から見ればそれは
実に荒唐無稽なリベラルな印象を受けるでしょう。
しかし僕の思うところの方向性を
もっと踏み込んで考える人からすれば、
僕の書いた事などまだまだ
全然コンサバティブなものだと考える人だっていると思います。

自分の思う思想という物は結局、
自分以外のあらゆる人の思想から
感覚的にフィットしないものを引き算的に導き出された
あるひとつの座標に過ぎないのです。

近い座標にいる人もいれば
遠い座標にいる人もいる。
また、
自分の座標をあちこちに変える人もいれば、
一生自分の座標が変わらない人もいるでしょう。

そしておそらく、
遠い座標にある人とは
言葉を交わす事が出来ないどころか、
そもそも出会う事すら無いでしょう。

自身の思想、信念というものは
だいたいがそういうものであるのだから、
ある限定されたひとつの思想というものを
啓蒙し、統一しようという行為は
不自然なものなのだと思います。

自身の思想の現在位置の座標を
他者が干渉することは、
人の精神にとっては非常なストレスになるだろうし、
人というのは
この世に生を受け、
この他者の干渉から脱却する事が
一つの生きる命題となるだろうし、
それが自律的な人格を完成させる
一つの過程の途上にある状態なのかもしれません。


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