音楽の神様への願い

はじめはね、
簡単なもんだと思ってたんですよ。
いつも降りてきてくれる
音の光をメロディに変換したものを
鼻歌で唄って、
ギターでじゃかじゃかと
和音を付けて、
そんないつもやってる事の
延長だと思ってたんですよね。
歌だって、
僕が「ララ・ルミナス」だった
3年ちょっとの期間で、
それなりに自信もついてきました。
いつも鼻歌でギターをじゃかじゃか
するかわりに、
真剣に、それこそ録音クオリティで
歌を唄いつつ、
ギターも楽曲として破綻の無いように
じゃかじゃかする。
それがいかに難しい事かという事を
最近、身に染みて痛感してるんです。
「そんなもん、勢いでいったら、ええんじゃぁ~!!」
なんて声も聞こえてきそうですが、
僕は自分自身に、
かなり高いハードルを設定しています。
それは、僕が人生の半分以上を
音楽に捧げてきた事への、
畏怖であり、
そしてまた、そんな自分に対する
プライドでもあるのです。
音楽を甘い目で見る事は
僕の性質上、まず無理でしょう。
音楽の演奏というものを
甘く考えるという事は、
サーファーが海の波を甘く見ている
それくらい無謀な事なのです。
それを踏まえた上で、
「弾き語り」というものを考えた時、
それは自分が思っていた以上に
難しい行為だったのです。
18~9歳の若い子が
その若さをほとばしらせ、
ただ、がむしゃらに叫び、かき鳴らす、
正直言って
そんな音楽をやっていていい
歳でもないです。
100%の完成度なんて
夢物語は求めません。
僕の実力の限界点からしても
それは重々承知しております。
だけど、90%の完成度は欲しい・・・。
せめて大負けにして90%のパフォーマンスを
披露することの難しさ、
それを身に染みて思い知らされたんです。
鼻歌の延長でそれは
可能だと思っていたから、
夏が過ぎて涼しくなったら
練習でも始めて、
どこかのイベントへの参加から
スタートすればいいや、
そんな結構簡単な考えでいたのです。
しかし、現実は違ったのです。
今、弾き語りの練習をしていても
歌、単品。ギター、単品。
これなら自分の持っている実力の
90%以上のパフォーマンスは出せます。
しかし、
唄いながらギターを弾くとなると、
練習でも50%くらいのパフォーマンスしか
出せません。
練習で50%だったら経験上、
本番なんて10%出せれば御の字、
それが今の僕の
「弾き語り」のスキルなのです。
かといって、
自分の納得できるレベルの
演奏が出来るようになるまで
ライブはしない、
そんなことは一切考えていません。
必ず、秋までに
さらにもっと大負けして80%。
80%のパフォーマンスで披露できるよう
調整していきます。
そんな訳でして、
目下、ライブの猛練習中です。
それに加えて、
復活第1弾の新曲の制作もあります。
やる事はたくさんあります。
どうか音楽の神様、
すべてが納得のいく形で
結果が残せるよう
導いてください・・・!