レッド・ツェッペリンの名曲
「天国への階段」で何が表現されていたのか、
つまり欧米人の耳に「天国への階段」はどう聴こえていたのか、
というところまで、
日本の伝統芸術を喩えにして
ここまで懇切丁寧に説明してくれる楽曲は、
他のバンドの曲でもまずないと思います。
まあ、後半は「天国への階段」というより
オジー・オズボーンの「Revelation」に通じるものがありますが。
欧米の人は、日本人が
人間椅子を聴いた時に感じるような雰囲気を、
ヘヴィメタルに見いだしているという
好例だと思います。
もちろん。良くも悪くもですけどね。
ちなみに、人間椅子がカバーする(というかほぼコピー)
キング・クリムゾンの
「21世紀の精神異常者」を聴けば
もの凄い実力を持っている事が分かります。
凄くうまいし、
実は人間椅子のちょっとはずした感じというのも
確信犯だという事が分かります。
というか、むしろ
70年代のハードロックから
80年代中頃までの
NWOBHM(ニューウェーブ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィメタル)
をリスペクトしていると自負する人であるほどに、
人間椅子は嗤えない。
あまりに生真面目にヘヴィメタルを継承しているので嗤えない。
ただ驚嘆するのみ。
これが日本人がやるヘヴィメタルの模範解答だと思い知る。
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