このブログで
Apple製品について書く事が
「稀によくある←」ので、
いっそのこと、カテゴリを作ってしまいます。
まあMac歴は長いですが、
特に詳しいかと言えば大した事ないです（笑）
さて、今年もまた新しいiPhoneが
発表される時期になりましたが、
新しいiPhoneだの、iOSだのOSXだの言うより先に、
どんどんバギーになっていく
iTunesのデバッグをしてくれと言いたいです、切実に。
世界でも片手の指に入るくらいの大きな会社が、
その大黒柱となる製品の
基幹部分である自社ソフトウェアについて
何故にこれほど簡単なところで
不具合を残したまま放置するのか、
ぐちぐちと言いたくもなります。
ローカライズ問題とか、
嬉しくないデータベースの構築の仕方だとか、
ついでに、やっと慣れた頃に流儀、作法も変えないで欲しいわ。
というか、今回のお話はiTunesの話ではなくて、
iPadについて。
なんでも今年から、またiPhoneが
大型化するそうで（個人的にはこれも大きなお世話なのですが）、
そうなってくると、iPadとiPhoneの
位置づけがさらに曖昧になってきます。
あらかじめ、ここでの定義として
iOSとOSXは用途の違う別物として便宜上、
区別しますが、
思うにやはり、iPhoneやiPadに使われている
iOSというのはやはりシステム的には
おもちゃとまでは言わないまでも、
Macに使われているOSXに比べれば実に簡素なもので、
ヘビーに使おうとするには、というか使うにも
そういう使い方を想定して設計されていないのだろうな
と言うのは、OSX、iOSどちらも使っている人ならば
感じるところだと思います。
様々なデータやファイル作成など
能動的にパソコンを使うシチュエーションには
iOSはあまり向いていません。
とっさの出先でファイルのブラウズや
ちょっとした修正はする事は出来ても、
と言うか、そういう時のために使う
一時的なOSだと感じます。
さて、最近ではMicrosoftのSurfaceのように
パソコンとタブレットのハイブリッドのような
機器も出てきました。
Surfaceをじっくり使った事が無いのですが、
いろいろ見たり聞いたりする感じ、
まあ使い方次第という多様性の面は加味しないにしても、
iPadが負けるとすれば、これに負けるのだろうと感じました。
iPhoneの大型に伴い、もしかすると
iPadも大型化されるという噂もありますが、
それこそMacBook Airと同じかそれ以上の
画面サイズというフィールドに立ち入った時、
MacBook Airとのミスマッチが起きます。
今年の春、プライベートのMacBook Pro（２００９年）が
寿命を迎えて壊れ、後継に
MacBook Airにするか、思い切ってiPadにするかという
選択をする場面に遭遇しました。
僕のように、たくさん文字を書く人間には
iPadはどうにも力不足ですし、
iOSのメーラーは迷惑メールを
よりスマートに抽出する気はないようですし、
そんなわけで、
MacBook Airという答えを出すのに
さして時間はかかりませんでした。
iPhoneとMacBook Airの中間的な
立ち位置であるタブレットに、
iPhoneのようないわゆる簡素なOSが載っていても、
力不足のような気がするのです。
例えば、僕も使っているソフトシンセ（最近はDAW）の
REASONというソフトなんて
タブレットのSurfaceで動いていましたから。
使えるかは別として、
タブレットのタッチ画面でDAWのフェーダーを
動かしているのを見た時、
正直iPad駄目じゃんと思いました。
とは言え、多くの人の一般的な
こういう機器の使い方と言うのは、
せいぜいネットのニュースやSNSのブラウジング、
メールの送受信、文書作成くらいのものですから、
単にハード的なスペックが
良ければ良いほど正義と言う訳ではないでしょうし、
おそらくApple自体もiPadをヘビーユースで
想定していないと思われます。（最近はMacもそうですが）
ただ、僕がライブでやっているような使い方を
するとなると、やはり
ある程度プロフェッショナルにも訴求できるような
タブレットが欲しいと考えます。
大きさ、重さが極力少なくなるタブレットで、
普通のパソコンのソフトが動くようになって欲しいと
切に思っています。
先にも触れたように
Surfaceが出てきて、タブレットの世界では
iPadというブランドだけで
需要を保てるほどiPadは成熟していないと思うのです。
それ故にiPadはOSXで動いて欲しいと感じます。
プロセッサとの互換性の問題もあるので
OSXが動けば良いと言う話でもありませんし、
技術的に簡単にはいかないのでしょうが、
今のままではiPadの立ち位置は
タブレットなどと言う上等なものではなく、
ただの大きいiPhoneの域を抜け出る事は出来ないと思います。
将来AppleがMacに使っているプロセッサを
インテルからARMか何かに移行するのではないかと、
まことしやかに言われていますが、
iPadに今更インテルが載るとも思えない現状、
Macがインテル以外のプロセッサに
鞍替えするまで神妙に待てというところでしょうか。
もっとも、iOSがOSX並みにパワフルになってくれれば
それならそれで良いのですが、
AppleがiOSデバイスに大したメモリを積まないところを見ると、
それもなかなか難しいのでしょうか。
いずれにしろ、
タブレットというものの使い方、シーンを
まだ多くの人が想像できていないだけで、
その応用や活用の仕方によっては
人類が扱う「道具」の可能性を
飛躍的に拡張させるポテンシャルを秘めていると
僕はあえて言い切りましょう。
ぼけっと口を半分開けて
ニュースやツーイトを眺めているだけの
板とは違うのです。
少なくともiPadに限って言えば、
iOSが今のままのヌルい進化の方向を辿るのなら、
iPadはイノベーションを起こす機器には成れないと思います。
やはり最低でもほぼフルのUNIXがGUIを被せて動くところまでは
やって欲しいものです。
要するに今のiOSはUNIXの肝を抜き過ぎとでも言うのでしょうか。
まあそこには、消費電力などの問題や
デベロッパサイドのレギュレーションの統制などの
ジレンマとして付いて回るのだとは思いますが。
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