クラウドって脆いなあ・・・

iPhoneやMacなどの
Appleの製品を使っている人なら、
最近のiCloudを使ったスパムに
一抹の不安を覚える人もいるのではないでしょうか。

これまでのよくあるスパムとは違って、
地味に怖いと言うか、
イラっとくるスパムの送り方をしてくるのが特徴です。

スパムというか、
完全にハッキングされているという・・・。

僕も何日か前(11月に入った頃だったでしょうか)、
iCloudで紐付けされたカレンダーに
ズラーーーーーーっと数年先まで毎日、
何やら怪しいところにアクセスすることを促す
招待状(出席依頼)が
入れられていまして、削除したばかりの矢先に、
今日になって、今度は
写真.appの共有機能の方に同じ感じの
スパムの招待状が来ていました。

削除や対策法は、「iCloud スパム」で検索すれば
出てくるので、対策法に関しては
割愛しますが(検索して来た人すみません)、
何というか思うに、
スパムも新時代に来た感があります。

元々、スパムといえば
メールですよね。
随分前からこれに関しては
色々対策が進んで、
メールアプリで自動判別ではじいて
勝手にゴミ箱に入るようになっていたりするので、
送られてきても見ないし、
そもそも最近、スパム自体、送られてくることが
ほとんどなくなったように思えます。

そのあと、
ブログに張り付くタイプのスパムが出てきて、
少なくとも、無料のブログ(ア○ブロとかの)をやめて、
有料のレンタルサーバで
ブログのシステム?(このブログはWordPressです)を
使うようになって、そうした
コメントや読者登録系に書き込んでくるタイプのスパムは
ブロックできるようになりました。

その後、アクセス解析利用者向けっぽい
リファラースパムとかもありましたが、
これも最近は沈静化している気がします。

じゃあスパムはどこに取り付けばいいのか?
となったら、
クラウドの共有機能を使うのは、
これ、思いついたやつ、マジムカつく!って感じでして。
まあきっと、
SNSのアカウントに見知らぬ人から
「連絡してね」スパムが来るところから
思いついたのでしょうが、
SNSのような社交系のネットワークの中に湧くスパムと、
重要な個人データが保存されている
クラウドのアカウントに入り込んで
勝手に共有をかけてくるのとでは、
断然、クラウドに入り込んで
スパムを放り込んでくる方が悪質だと思えるし、
これから、おいそれと
クラウドにデータも置けないじゃん!という
話になるのですよね。

例えばiCloudに限って言うなら、
こう言うスパムが横行し始めると、
Appleも対応してくるでしょうが、
ここ、大事なところで、
iCloudでデータ共有、通信する機能を備えた
アプリ、ソフトウェアどれもに
『スパムのフィルタリングのプログラムが
追加されることが想定される』わけで、
そうすると、プログラムはその分、
ファイルサイズも大きくなるし、
無駄な通信も増えるし、
微々たるものとはいえ
プロセッサの負荷もかかるし、
負荷がかかるとそれだけ電気も使う。
そして何よりそこに起因するバグも増える、
といいことなんかひとつもないわけです。

何と言うか思うのですが、
2010年代に入り、
クラウドコンピューティングが普及したはいいけれど、
便利になるどころか
逆に不具合の対処で面倒なことになっている感があります。

いわゆるコンピュータデバイスが
家に一台、据え置きのものしかない時代ならいざ知らず、
そもそも、
基本的にデバイスをカバンに入れて簡単に
持ち運べるような時代に、
一定の一般的ではない条件を除いては
そうそう、あっちやこっちのデバイスを使って
一つのデータを編集することなんて無いように思えるのですが。

コンピュータの技術は
セキュリティ面から崩壊するのかもしれません。