焼け石に水とはこのことだな・・・

何日か前に、
福島の原発の今の状態を
ロボットのカメラで撮影して云々、
というニュースをやっていました。

今となっては、なんとなく
日常のニュースと同じように
流れていってしまっている感がありますが、
よくよく考えてみると、
これ、常軌を逸した状態なのですよね。

福島の原発は収束していないどころか、
ともすれば悪化さえしているという。

確かにこれが一番の問題であるのに、
1日2日で、喉元を過ぎて
なかったことのようになってしまっていますが、
この問題は徹底的に追及されるべき
案件だと思うのです。

放っておくと、また温度が上がって
大変危険なことになることは
当然なのですが、
ここからがとても大事なところで、
冷めるのかもわからない、或いは
致命的な放射線量のある場所が
それでもなお広がって、
収束が見えないような状況にあって、
そこに、文字どおり
「焼け石に水」の状態の
「水」にどんどん予算がつぎ込まれていることは、
当の電力会社の電気料金に上乗せされ、
他の地域の電力会社まで巻き込まれて、
しれっと国民に肩代わりをさせられるのです。

それでもままならなくなれば
国も円を刷らなければならなくなり、
円の価値もどんどん
暴落して行くことになりかねないのではないでしょうか。
極論になってしまうかもしれませんが、
円安になって喜ぶとかいう次元をはるかに超えて、
それこそかつての
ジンバブエ・ドルのように、円が紙切れになるほどに。

世が世なら、
責任者を吊るし上げて腹を切れ!
となりかねない状況なのでしょうが、
この問題はそれほど単純ではないというか、
たとえ誰かが死をもって償ったところで
原発は安全にならないわけで。

けれど、
それで関係のない人まで
迷惑を被るにもかかわらず、
会社の上層の役人のような人間には
なぜか相変わらず高額の給料をもらっている。

この、きっとこの先も
変わることのない構造を考えると、
もう日本に先はないような気がしてきます。

いっそのこと、
壊れた原子炉は
もう冷えないほうがいいのかもしれません。


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