万年筆で歌詞を書く喜び

久しぶりに歌詞を書きました。
まるっと1年ぶりだわ・・・。

ここのところずーっと、
制作の方は楽曲のスケッチ等々、
楽曲方面の制作ばかりだったので、
「(ちょっと)良い万年筆で歌詞を書く」
という作業をずっと楽しみにしていました。

僕が今使っている万年筆は、
プラチナ 万年筆の、#3776センチュリーのEF(極細字)
というやつ。

なかなかに細いです。
この万年筆で歌詞を書くのは初めてなのですが、
う〜ん、ちょっと歌詞のように
トライ&エラーを繰り返してガシガシ書くという
書き方と、文字の大きさだと
EFという細さはペン先がちょっと硬く、
紙によっては、微妙かつ若干の引っ掛かりを感じます。
良い「カリカリ感」と悪いそれがあるのですが、
どうも、悪い方のカリカリかも・・・。
まあこれは調整してもらえば良くなるかもしれませんが、
線の細さに関しては、決められた細さなので
何ともしようがありません。

下の写真のように、
ペン先の細さというのはどうも、
使うシチュエーションに使い分けるのが良さげ。

ちなみにF(細字)で書かれているのは
パイロットの¥1000万年筆「カクノ」に
エルバンの「ナイトブルー」という色のインクを入れています。
EF(極細字)の方は今、メインで使っている
プラチナ の#3776で
インクはパイロットの「月夜」という色のインク。

歌詞を書く時の字の大きさだと、
やはり視認性の観点もそうだし、
EFに比べてFは太いぶん、見た目に力感が出て
気持ち的に歌詞に説得力を感じたりとか。

対して、
普段メモ帳、スケジュール帳などに書く字の大きさでは
Fはちょっと字が潰れてしまいます。
Fの方はエルバンのインクの特徴というか
大体が滲みやすいので余計にですが、
Fではどうも、ちっちゃいスペースに
小さな漢字混じりの日本語を書くのは不向きかな?

少し脱線しますが、
エルバンのこの滲みというか、ボケ味が
歌詞を書くときに、良いんですよ。
・・・おっと、今回は万年筆のお話。
インク沼の話はまた後日(笑)

現在作っているアルバムの楽曲も、
全てではありませんが
ほとんどの楽曲が出揃いまして、
これからは怒号の作詞作業に入っていきます。
やっぱり、気持ちだけでも
自分の気に入る、書き味の良い筆記具で書くというのは、
言葉を産む作業にとって心理的に
良い作用が出ると思うのですよね、経験的にですが。
作曲で手に馴染んだ楽器を使いたいのと同じです。

う〜ん、給付金が振り込まれたら
もう1本、作詞用に万年筆(Fのを)買おうかな。
そしていつかはモンブラン(遠い目)

今欲しい万年筆♪
これの<細軟>