アナログ沼、字(あざ)万年筆沼番地

2015年に発売した僕のセカンドアルバム
『パレードがくるよ』のアートワークの原画は
万年筆で書かれています。

その時に万年筆(半分使い捨て感覚で)を使ってから、
歌詞を書く時も万年筆を使っていますので、
その付き合いは4〜5年になります。

そうしている間に、
うっかりと万年筆の沼に
まんまとハマってしまいました・・・。

最初に出会ったのが、
パイロット製の「カクノ」と言う
初心者向けのやつ。もちろん、初期型のやつ。

記憶が確かなら、この「カクノ」を
取り扱う文具店(今ではホームセンターでも売っている)が
増え始めたここ数年、
ネットでの記事のヒット数も異常に増えた気がします。

僕の場合、歌詞を書くのが用途なので、
実際、万年筆を使う時はバンバン使うけれど
使わない時は全く触らない、そういう使い方なので、
万年筆のニブ(カクノのペン先)が
乾いてしまうことがよくありました。
これが地味に嫌で、
一時期、万年筆は使わないまま
ペン立てに立てたままになっていたのですが、
そうはいかぬと「万年筆の沼」へと引っ張り込む
刺客となる万年筆を見つけたのです。

それがプラチナ製の「プレピー」という万年筆。

どうも、低価格万年筆というカテゴリでは
「カクノ」よりも先に
この「プレピー」の方が出ていたようなのですが、
まだ、「カクノ」よりも取り扱ってないところが
多い気がします。

個人的には、この「プレピー」という万年筆が
非常にオススメ。
エントリー〜普段使いくらいが守備範囲です。
しかも、「カクノ」よりも
およそ3分の1の価格、定価¥400(2019年現在)
実は、最近値上がりして¥400になっていますが、
以前は¥300でした。
値上がりして定価でも、この価格は
知る限り最安だと思います。

プラチナ製の万年筆のほとんどには、
独自特許による、万年筆を長期間使用しなくても
中のインクが乾くことなく、
すぐ普通に書けるという技術が使われていて、
使わない時は全然使わないという
使用環境でもストレスを感じないのです。

そして、この「やっすい」万年筆が
僕を沼に突き落としやがり候(そうろう)。

結局、この夏に
「高級品」とまではいかなくとも、
常識的に高価格帯のモデルである、
同プラチナ製の「センチュリー#3776」というモデルを
買っちゃいまして・・・。
一生物として、大切に使います♪

そして、これが
万年筆沼のさらに奥にある、
『アナログ沼』の入り口だったわけで・・・。

その辺りは、また後日ということで。


コメントを残す