アナログ回帰が止まらない

歳のせいだと思いたくないのですが、
ここ1〜2年は特に
生活の中でアナログへの回帰の流れが
顕著になってます。

特に、ちょっとした気がついたことを記しておく
メモなんかは、やっぱり
スマホに書くより断然、紙に書いた方が
早い場合もあったりします。

インスタグラムに写真をアップしたりもしたのですが、
そうしたアナログ回帰の流れで
万年筆を使うようになったりもしました。

もちろん、スマホやタブレット、パソコンで
管理しておいたほうが効率の良いものも
多々あるので、一概にデジタルものは良くないとは
言えないのですけれど、
感覚的に熟成されていく
「いとま」を与えてくれないと思えるのです。

実際、こうしたブログ記事なんかは
パソコンでキーボードをカタカタさせながら
チャチャっと書くのですけれど、
歌詞とかの人肌に触れるものになると話は別で、
いまだに、
パソコンでは直接書けません。

もちろん、書き仕事に限ったことではなく、
無理に何でもかんでも、そういうデジタルデバイスで
というのは、もう流石に疲れるというか、
なんというか、
有機的な人間としての営みを
時として逆撫でしてくるよね、
こういうデジタル機器というものは・・・。

だいたい、現実世界であれば
前後左右、上下と
あらゆる方向に空間があって
そこを使って、広く作業スペースを作ることができるのに、
なぜ、わざわざ
せいぜい数10センチの画面、1枚、2枚という
限られたスペースで、
目をチカチカさせながらやる必要のないことって、
結構、色々あるんですよね。
と言いつつ、
具体例が今、思いつかないんですけれど(笑)

けれど、
こういうものとの付き合い方というのは
得てして女性の方が上手な気がします。
言い方は悪いけれど、
適度に非合理というか(笑)、
感覚的な処理や整理の仕方をする人が
多い気がするのです。
「中庸ではないけれど全体を並列的に」という感覚は
女性の方が本能的に
理解している人が多いような、と。

「どちらかと言えば」人肌のある環境に
身を置こうとする感覚というものを
やはり女性の方が
デリケートに扱う気がします。
と書く僕はこれ、
思いっきり性差別をしているのだろうか???(汗)

きっと、そういうのを見て
羨ましいとか、見習おうとか思う
僕の脳の構造がどちらかというと
女性脳なのかもしれません(嗜好はノーマルですけれど)

僕のアナログ回帰というムーブメントは、
いたってごく普通の「男性」が
内なる「女性性」の存在を認めるプロセスから
湧き出ているものだったりするのかもしれません。

というか、一言で結論を言ってしまうと、
デジタル機器というもの自体が
「男性脳」の極致を具現化したような
道具なのではないか、と思えるから、
こういうものが氾濫する今の現代社会は
みんな、カッカカッカしてるんじゃないの?という話。

最近、歌を唄う人いないなぁ〜・・・。