夜のブランコ – 谷山浩子

2018年現在から数えて
かれこれ20〜25年ほど前。

名古屋のとある民放(日本テレビ系列)の
放送終了時に流れていた歌があります。

その日の放送終了時ということで、
時間帯にして、午前3時過ぎ、あるいは4時前
だったでしょうか。

それがこの歌。
谷山浩子さんの「夜のブランコ」

ちなみに、この動画は
テレビで放送されたものではありません。
谷山浩子さんのライブの映像です。

実際の放送の中では、
歌の背景に、
お月様、そして
名古屋の各所にある夜景の映像が流れます。
そして、歌が終わると
「おやすみなさい」と文字が出て
放送が止まるのです。

ある意味この体験は、
「死」の体験に近接しているかもしれない。

Youtubeのコメント欄を見てみると、
このエンド映像に
天気予報のテロップが流れていたかが
議論になっているようですが、
僕の記憶が正しければ、
初めの頃は夜景の映像のみで、
しばらくして(2年くらい?)、
天気予報が入るようになっていた気がします。

この歌を聴くと感じるかもしれませんが、
これを明け方近くまで起きていて、
独りで部屋で聴き、
映像が映らなくなったテレビだけを残して
静寂の中にポツンと取り残された、
自分の孤独さと、自堕落さに
無性に不安になったものです。

そのパワーは、結構トラウマレベルの
威力を持っていました。

そんなこの曲は、
もう30年以上も前の曲なのですが、
今、冷静になってこの歌を聴いても
全然色褪せることのない名曲であることを
再認識させられます。

「水の中のライオン」という
アルバムに収録されています。
(テレビのバージョンとは違います)


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