人生に於いて
無駄な執着の無くなってしまった
こんな僕ですが、
それでもやはり夢というものがあります。
まあ、かと言って、
地に足のついていない夢を語って
格好の良いような歳でもないので、
ずっと言わずにいました。
でも、その夢に向けての
足がかりになりそうな
道、小さいけど
そんな道が何か見つかったような気がするので、
その道の方へも足を向けようと思っています。
もちろん、それは音楽の話です。
僕自身、
今はえらくフレンチミュージックに
詳しくなってしまいましたが、
元々フランスかぶれという訳ではありませんでした。
別に今でも
盲目的にフランスにかぶれている
というわけでもないと思っています。
ただ、いつ頃からか定かではないのですが、
たしか僕が音楽に目覚めた頃だったのではないかと
記憶しています。
本当に何故だか分からないのですが、
それくらいの頃から
不思議と「フランス」というキーワードが
常に僕の頭と言うか、心に
ずっと存在しているのです。
もちろん今でも。
心の中で何かが
「フランス！フランス！」
とずっと言っているのです。
かと言って
フランスの文化に興味があったり、
フランスに旅行に行きたいというような
そんな感情は正直湧かないです。
けれど昔から
何かが常に「フランス！フランス！」と
叫んでいる。
音楽に目覚めた頃と
わりと近い時期から、
そんな心の声が聞こえてくるから、
その「フランス」というキーワードは
自然に音楽と結びつきました。
「フランス的な」何かを
音楽に取り入れられないものかと、
１９、２０歳くらいの頃には
わりと本気でフランス語を学んだ事もありました。
そうして漠然と
「フランス」というキーワードが
心に漂うまま、
ずっと今まで
それが何を意味するのか分からずに
生きてきました。
ひょっとしたら
今でも真の意味は理解していないかもしれません。
そんなこんなで
そのまま時は過ぎ、
最近はずっとアルバム制作に
掛かりっきりなわけですが、
デモを作ったり
楽器や歌の練習をしているうちに
なんとなく、
なんとか今作っているこの作品、
フランスの人に聴かせられないものか
そんな風に考えるようになっていました。
日本で芽が出ないものを
フランスでやっても無理、
そんな風に思ったりしましたが
これって完全なる思い込みですよね。
日本人には僕の音楽は
良いものと聴こえていないのかもしれませんが、
だからフランスの人の耳でも
同様という理屈は
当てはまらないです。
日本人とフランス人、
音楽に関する感性が全然違うことは
日本の音楽事情を知りつつも
フレンチミュージックにも
深い造詣を持つようになった今、
明らかな事実です。
それ故にもしかすると、
むしろ僕の音楽が育つ土壌というものは
日本ではなく
フランスにあるのかもしれない。
そんな風に考えはじめているのです。
ただそれはフランスという国に
決め打で発信していくというのとも
少し違っていて、
ヨーロッパ、地中海文化の及ぶ地域の
どこかであれば良いのだけれど、
何故か昔から心の中で
「フランス！フランス！」と
叫んでいる人がいるし、
フランス語に多少の心得もあるので
フランスにも
音楽を発信する足場を構えようかと
思った次第です。
もっともこんな想いも
インターネットがあるから
実現可能かもしれないと思えたわけで、
きっと同じような事を
昔から無意識のうちに
考えていたのかもしれません。
ただ、あまりにも
現実的ではないアイディアだけに
これまで
意識の表層的な部分にまで
浮かんでこなかっただけ
そんな気がします。
そう考えたので最近は、
いかにフランスで
僕をアピールするか
そんな事を考えているのですが、
Facebookみたいな
「ともだち制」のSNSは
もともと著名な人にとっては
有効なツールですが、
僕のような無名、
自国ですら完全なる無名の人間にとって
それはあまり助けにはならない。
You tubeでは
どこの国に発信するか
設定する事が出来るようなので、
楽曲を聴いてもらうにはこれを使えば良いとして、
しかしもって
僕という存在を知らしめるためには
やはり言葉を使ったアピールも
していかなければならない。
そういうわけで
フランスにあるブログサイトに登録して
フランス語でブログを書こうと考えているのですが、
検索から探せる
そうしたブログサイトの中で
フランスの人の多くは
どこのサイトを利用して、
どのブログサイトを使えば
多くの向こうの人たちに
見てもらえるのかという
向こうのお国事情までは
今ひとつ分からないのが悩みです。
誰か知っている人がいれば
真剣に教えて欲しいです・・・。
本当はこういうことを
コーディネートしてくれる人が
現れてくれるとラッキーなのですが、
いかんせん僕には
そんな人脈はもう無いです・・・。
詐欺まがいの話は断固お断りですが、
うまいことセッティングしてくれる
人が現れれば、
その時は有り難いパートナーとして
共に事業をシェアしていこうという
心の準備は出来ているのですけどね、
僕自身・・・（笑）
とりあえず
もうすこしアルバム制作が
進んで、完成の目処が立ってきた頃、
フランスでフランス語による
ブログをはじめるつもりです。