Medicine or Poison ?

ニュースでもやっていましたが、
通り魔の事件が起こりました。
何でも犯人は
自殺を考えたけれど
死にきれずに、
人を殺せば死刑になって死ねるので
殺したと言う・・・。
なんか昔、
ブラッドピットが主役をしていた
映画で似たようなのがありましたよね。
犯人を殺すことで
犯人の目的が達成されてしまうという。
「Seven」って映画でしたっけ。
今回のこの犯人は
死刑にしちゃいけないでしょう。
死刑にしたら犯人の思うつぼ。
やはり、日本にも
終身刑というものがあった方が良いと思います。
生きて償わなければならない
罪もあるはずです。
今の世の中、
危ういもので溢れかえっています。
異常気象による天災。
経済破綻。
政治不信。
大事故。
放射能問題。
猟奇的異常犯罪。
ヒステリックな末法思想。
事件はより凄惨になり
何度も何度も連鎖するし、
天災は社会活動が麻痺するほど
大きいものとなり、
不景気は国を越えて世界的に蔓延し
国体を維持することすら
難しくなっていく。
まるで世界全体が
大きな嵐の只中にでもいるかのよう。
こんな時代に生きて
人はどういう人であれば良いのか。
人の本質をどこに見いだせば良いのか。
今回の通り魔の犯人のように、
時代の荒波に飲まれ
自暴自棄になり、
まるで感染症のように
蔓延していく悪意に同調して
生きていくのが
人の道だと言うのか。
否。
僕はそんな世界を生きない。
荒れて大きく揺れる時代の中に於いても、
いやむしろ
こんな時代の只中にいるからこそ特に、
揺らぐ事無く
愛という土壌に
しっかり根付いて咲いた
花そのものになりたい。
こんな殺伐とした
何が起こるとも知れない
不安定な世界に於いて、
せめて僕だけでも
花でいたい。
何もかもが枯れた地にあっても
せめて自分だけは
愛を謳う人でありたい。
そして可能なら
ささやかながらも
この世界を癒す
薬でありたい。
あなたはこの世界の
毒ですか?
薬ですか?