リーサルウェポンきたる

アルバム制作に向けて
僕がずっと持っていた
ジョーカーのカードをついに切ったような
そんな気持ち。
何がかと言うと、
某家電量販店のポイントカードのポイント。
もうかれこれ
6~7年、ずっとひたすら溜め続けて、
それを今日ついに放出。
で、ポイントで買った、
というより引き換えたんですね。
それがこれ。
$鮎沢郁弥のLes Fragments d'ete(あゆさわいくやの夏のカケラ)
Mac mini server。
はい。パソコンです。
用途はパソコンで音を鳴らす
いわゆるソフトシンセと呼ばれるものを
専門に扱うのが目的。
簡単にシステムを説明しておくと、
いわゆる僕の曲の中でシンセやドラムの音
というのは、
自動演奏の司令塔となるメインのMacを
使って演奏させています。
このメインのMac(Mac book pro)は
オーケストラで言う指揮者の役割をしています。
もちろん、その演奏データの作成や編集も
このメインのMacで行ないます。
それに対して今日、
ポイントで買ってきたMac miniは
他の鍵盤付きのキーボードと同等の役割を持っています。
オーケストラに喩えるなら
演奏する奏者にあたるのがこれらのシンセであり、
音を鳴らすためだけに家にやってきた
パソコンなわけです。
僕の機材のシンセ周りは
これでほぼ完全に揃えたと言っても良いでしょう。
もう、他にこれ以上に不足なものは無いですし、
これでシンセのみの楽曲なら
メジャークオリティで制作出来ます。
それ故にこのMac miniこそが
機材の最終兵器(リーサルウェポン)なわけです。
さて、そんなこんなで
Apple製品を買って帰ってきたら
開封の儀式なるものがございます。
Apple製品と僕との
ファーストコンタクトの瞬間です。
丁寧にパッケージされた箱を開けると・・・、
$鮎沢郁弥のLes Fragments d'ete(あゆさわいくやの夏のカケラ)
写真では見難いですが、
箱を開けて本体を取り出すと
まっ先に目に入るのが
「Hello」の文字。
パソコンがHelloと挨拶をしてくるのは
Appleの昔からの伝統です。
そして、説明書の1ページ目に
こんな事が書かれています。
$鮎沢郁弥のLes Fragments d'ete(あゆさわいくやの夏のカケラ)
「このMac miniは、あなたのために生まれました」
この一文にAppleの物作りの
コンセプトが凝縮されています。
今日買ってきたMacは
生産されたその時から
あなたに買われる「縁」を
持って出荷されているのですよ。
これがApple製品のコンセプトであり、
そして故スティーブ・ジョブズの
Apple製品に対して求めた理念なのです。
こうした演出、
ちょっと嬉しくなるような
ロマンティシズムが
きっとAppleを世界で最も大きな
家電メーカーにさせたのだと思います。
ただこういう演出、
嫌いな人はとことん嫌いなようで・・・。
しかし僕はこういうAppleの考え方が
大好きです。
だから20年弱もMacと
付き合い続けているし、
未だに飽きの来ない
不可欠な相棒なのです。