デザイナーベビーから生まれる命の格差

デザイナーベビー。

2つめに挙げるケースとして、
自分の子供の特徴を親の好みに
作り変えることの出来る技術が
商売になってしまった時の話です。

つまり、有料で
遺伝子補正サービス的なものを
得られるようになってしまった場合のケースです。

かなり以前、
胎児が持つ先天的な疾患の有無を
調べることが出来るようになった
という話をしましたが、
こうしたことに医療費は支払われ、
保険の適用が効く、効かないという話の
延長上にある想定と考えてもいいでしょう。

遺伝子の補正を受けられる人が
産む人の経済状態によって限られてしまっている場合、
人の社会全体に於ける個人の
収入の格差が
子供の健康状態の差を生むことになり、
それはめぐって
人権の平等性に抵触するという話をしました。

自分の産みたい特徴を持つ子供を
好きにオーダー出来る技術に
費用がかかる場合、
やはりそこには個々人の経済状況によって
そのサービスを受けられる人、受けられない人
という差を生むわけで、
それはつまり
金持ちの子供は
より健康で美しく、
貧乏な家の子供は
疾患を抱え、容姿も整っていない
と言うような
あってはならない観念が
一般論化する危険性をはらんでいると言えるでしょう。

このような一般論がまかり通ってしまった世界は
地獄のそれと言っていいと思います。

もの凄く嫌な物言いであることを
認めたうえでの考えではありますが、
健康で美しい遺伝子を持った人が優勢となり
疾患を持った容姿の整わない人が劣勢となって、
劣性たる人が淘汰されるとすれば
それはそれで
ひとつの「種」の進化の発現とも
言えなくはないか。

そういう考えを持つ人もいるかも知れません。

しかし、
よろ優秀な遺伝子に選り分けられたものばかりを
残すだけでは、
これはこれで「種」として不都合が起きてくるのです。

明日はこの話で締めくくりたいと思います。

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